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兎と暮らす作曲家 鈴木朝子の手帖

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「一期一会」昔から好きな言葉です。

ウサギと暮らして20数年。ウサギとの人生になりました。

三代目、ミニレッキスのうさ吉が今の相棒です♪

カテゴリ: 初心者レッスン

大人からのピアノ教室ならぬ、ピアノ独学教室


先生についてピアノを習っている人はともかく、大人になってからピアノの独学をはじめて、「ハノン」というのが指の練習に良さそうだけれど、いまいち指の「つぶ」が揃わないんだよな。ちゃんと練習してるのになと思うことがあると思います。

そうですよね、ハノンは「いちにさん」という感じで進めていますので、確かに一生懸命やったら指の「つぶ」が揃う気がしますよね。しかし、昔ちょっとだけピアノをやっていた人も、「つぶ」をそろえるのは、なかなか思う通りに行かないこともあると思います。
それでも習ったことのある方は、やり方も知っているでしょうが、独学ではと思ってたどり着いた方に。

いいのです、ハノンでも。
リズムを変えるのです。

例えばこんな風に。
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それを一度弾いたら今度は、符点を逆に。

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万年筆で書いたため、変になっててごめんなさい。(むしろ課題です。さて書き方の間違いはどこにあるでしょう~)


アクセントはつけてもつけなくても。 わたしが習ったときは、つけさせられました。
それで、普通に弾いてみてください。あれあれ不思議。「つぶ」が揃ってきましたね。

私個人は小さいころ、3曲は必ずハノンはやって進めていました。
でも、大人だと、もう少し長い曲でも楽しみたいと思いますよね?
そのお勧めはクレメンティの「グラドス・アド・パルナッスム」です。

その、1番2番をやってみましょう。同じようにです。アクセントはつけなくても、リズムだけ変えてやってみましょう。こちらは、一度そのパターンで弾くだけで「つぶ」が揃うはず。

指が滑らないように、第一関節をきちんと立てて弾くのが大切です。
以前も、このブログで書いたと思いますが、手を鍵盤の上でグーにしてから、卵を手の中に入れているように、指の方を鍵盤に乗せていきます。
椅子の高さは、座って肘を曲げた時に、ピアノに直角が基本です。手首が鍵盤より下にならないように。平行になるように。
ピアノを始めた頃、脇が甘くなると力も入りにくくなるので(ピアノ初心者は力を入れすぎますが、最初からわきが甘いのは良くないです)だれかに、肘の曲げるあたりと身体を紐で巻き付けてもらいました。そうすると脇が開かないのです。泣きたくなる時もありましたが(笑)意外と変な癖がつきにくくなるので、初心者であればあるほど、これをやると進んでいって曲を弾くようになった時に、余計な力が抜けたり入ったりしないので良いはずです。
ご参考までに。

お一人なら、伸縮性のある紐、もしくは長いゴムでやるといいかもしれませんね♪

練習曲のほかに、曲も一緒に楽しむのも練習を楽しむうえでは大切ですが、基礎を1年でもきちんとやれば、曲だけで進めていくより、あとの伸びが早いはず。
大人だから、曲が弾ければいいわというひとは、それだけで終わり、他の曲を弾くときには、ある意味、また初めからということになります。

慣れてください、音階に。そうすると、耳が自然と音を、和音を、うんちく習わず聞き分けることが出来てくるはず。

頑張ってくださいね。



もちろん、私の師匠、齊藤登先生からの教えです。

ピアノを初めて弾くか人は、どうやってピアノに指を置くか、独学の方はわかりませんよか?

具体的に。
肘はピアノの鍵盤に水平になるように椅子を合わせてから、手を軽く握ってそのまま鍵盤の上に置きます。


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そうしたらそうっと開いて、第一関節はピアノに垂直になるように広げます。

最近は手の形を、パーのようにして教える人もいるようですが、それでは力も入りません。
手を寝かせず、このまま置いて終わりです。

実際弾くときは、手首は動かさずに、指だけを動かすつもりで。
両脇は体から離さないのが基本です。

ちなみに、私はピアノをやり始めの頃は、親に両脇が開かないように肘のところで身体にぐるりと紐を巻きつけて結んでもらいました。

ピアノを始めて両脇が簡単に開くようだと、力が抜けてしまうからです。最初は違和感がありますし弾きにくいですが、頑張ってください。

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ピアノ初心者の方の練習。

まずは、楽譜をしっかり読み込み
それから、指定のテンポを気にせず左右、別々に一度弾いてみましょう。

そして、曲のメロディや雰囲気が少しわかったら右手の練習。
最初はゆっくりと。止まらないで弾けるようになったら(指定の位置まで)
左のみで練習して、こちらも止まらないで弾けるまで。

そして次は、「指定のテンポ」で弾けるように練習してください。
ここではまだ両手で弾きません。


「指定のテンポ」で弾けるようになったら、今度はゆっくり両手で弾いてみましょう。

両手が合うようになったら「指定のテンポ」で弾いてみましょう。

そのテンポで弾けるようになったら、必ず最後は「三回」一度も「ミスタッチなく」続けて弾けるように。
一音でも間違えたら、もう一度はじめから。

そして何度も間違えるところは、必ず片手ずつ弾き、両手でスラスラ弾けるように練習しましょう。




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