最近は、独学でピアノを大人になってからやる人も多いですね。
インターネットがあるから、いろいろなところからの情報も簡単です。それでも、先生に習わずやっていると不安な方もいるようで。

実際私のところへ、練習は、どうするのかと来たことがあります。


私が斉藤登先生に習っていた時から何十年も経っているし、時代も違ってはいますので参考になるかどうかですが、ブログにも書いておきましょう。


基本は4曲でした。

エチュードから、曲のものまで与えられます。

幼稚園の頃は、先生の作った音階のテキストでやっていましたが、それからバイエルの黄色本(赤いの流行りませんでした)チェルニー、ブルグミュラー ソナタなど。

家では、それぞれ3回「間違えず」に弾いたら一曲終わりです。それを課題全部やります。
なかなかにどうしても間違うフレーズで、時間ばかりが過ぎていく場合、次の日に回しました。

しかし!面白いもので、弾けないフレーズというのは、その日に頑張ってその部分を何度も何度も弾くと、次の日、どうしてこんなパッセージが弾けなかったんだろうと言うくらいスラスラ弾けるのです。

これを日常で体に叩き込むと、何かコンクールだの発表会だのがあっても、弾けると言う自信につながります。

ちなみに、間違えないで3回というのは、3回目の最後の小節で間違えたら、また初めから3回続けて弾くということです。
親が聞いているので、ごまかしたい子供の頃でしたが、無理でした。しかしその練習を何年も何年もすると、慣れるものです。

練習を重ねると最初は肩に力が入るのですが、何度も弾いているとある時肩の力が抜けて手が勝手に弾いているということになります。

暗譜の問題も、そこまで何百回弾いていますから、なんとなく覚えてしまうのですよね。部分的にあれ?と思うところもすぐ覚える。

それは地道な毎日数時間の練習によるもの。

大人になると、大して練習しなくても弾けてしまうので、逆に暗部を意識しないとダメということが、よくでてきますが。


練習あるのみですね。

頑張ってください✌️

ちなみに、習っていない先、3曲は弾けるようにしておく、ということです。

思えばそんなことばかりしていたから、ピアノが1番の友達だったなあ。同級生とはほとんど遊ばなかった、いえ、遊ぶ時間などなかったですものね。

大人になれば遊ぶ時間はたくさんできますから、頑張ってほしい。
大人の人はいきなりこれを弾きたいと言われますが、もちろんそれを弾くための練習はしなければなりませんが、指ができていないので、練習曲は必ず一つは課題にしましょう。

基礎ができればなんでも弾けるのですから。

大人の人もふぁいとです❣️