友人の誘いを受け、オペラシティの近江楽堂で聴いてきました。
ちょうど池田満寿夫さんの展覧会もしていましたよ。
昨日まででしたが。
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素敵なホールです。とても響く小さいけれど素敵な空間。
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朗読と音楽というのは結構聴いてきましたので、そのイメージで聴きにいったのですが、今回のはちょっと違いました。
森洋子さんは朗読の可能性はまだまだあるとおっしゃるように、その幅は大きそうです。今回彼女が櫻井美紀さんにささげた東京谷中のジャズバーの話を朗読されたときに、このように本にするわけでも本を見るでもなく「語る」すばらしさ、あとは、他の朗読で歌を交えながらの朗読。新鮮でした。
なにより彼女の語りは穏やかなのに深い。
すばらしかったです。お人柄もですが。

伴奏をつけるというのではない、語りとビウエラ。
そのビウエラの水戸茂雄さん。(←素敵なhpもご覧ください)
すばらしい演奏でした。キリッとした演奏とは打って変わり、お話させていただくと彼も穏やかで。
森さんと水戸さんのとてもいいコンビで時間はあっという間に過ぎました。

キリスト様がいらっしゃったので、頭を撫でていただきました(うそです)。

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こちらが森洋子さん。
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そして水戸茂雄さん
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せっかくですので、プロフィールを。
今日演奏された曲を今年水戸さんはCDリリースされるそうです。

森 洋子
櫻井美紀氏に学ぶ。声楽の基礎を刈谷哲郎氏に学ぶ。ノルウェイの語り手ベリット・ゴタガーさん、カナダの語り手キャッシー・ミヤタさんとの出会いから語りの大きな可能性に気づき、rada(英国ロイヤル演劇アカデミー)LATTA((アートを教育に取り入れて学習の向上を図る)の指導者講習等で学ぶ。現在、学校、幼稚園でおはなし会+αの活動をする一方、古来からの歌い弾きながら語る語り手を目指し、また時代の語り人を目指して歩いている。語り手たちの会所属。カタリ・カタリ主宰。

水戸茂雄
スペインに留学し国立オスカル・エスプラ音楽院、マドリッド王立音楽院に学ぶ。リュートをホセ・ミゲル・モレノ、ホプキンソン・スミス両氏、演奏様式をヴィルヘルム・R・タルスマ氏に師事。著訳書に「リュート教則本」3巻、「バッハ リュート作品集」、バロン著「リュート 神々の楽器」など、cdに「バッハ、ヴァイスリュート作品集」、「ビウエラ音楽vol.1 おお 栄光の聖母」、フランスバロック音楽「夢見る人」など、現在、海外や日本でリュートの第一人者として演奏活動を行っている。日本ビウエラ協会理事、N&S古楽研究会主宰。