今日は、すみだトリフォニーまで行ってきました。
邦楽ということもあり、お客さんはお着物の方も多く、楽しめました。
私は、ほとんどこのブログで邦楽を聴いたときの感想を書かないのですが、
それはまた別と思ったりすることもあるし、実際現代作曲家ではなく、
伝統的に引き継がれるようなコンサートに行ったり、そんなだからかな。



千秋さんの曲は、先日ご案内したとおりの無駄を省いた詩を丁寧に扱われた作品でした。
そうしたら、丁度加藤由美子さんも作品を出されていました。尺八とソプラノとの対話が素敵でした。やっぱり歌は「メロディー大切」と思いました。
そもそもこの会は、前衛的なことは他に任せてという意図らしいです。
今回の素晴らしい演奏家さんは、
この加藤さんの「つうの伝言」を歌われたソプラノの横山政美さんですキラキラ。(武蔵野音楽大学音楽学部声楽家卒業)
加藤さんの作品は、ソプラノと尺八でした。尺八の男性は背もすらっと高く、横山さんは成人式のときに着た着物をドレスにアレンジした(終わった後に聞きました)もので、とっても素敵でした。衣装はもちろん、言葉を丁寧に、そのしっかりした歌唱力でソフトに、しかし大胆に会場を包み込む音を持っていらっしゃいますね。思わず、終演後、声をかけずにはいられませんでした。(デジカメもっていけばよかったな)

邦楽だとお客さんもたくさん!
そして、どちらかで・・・と思ったら、作曲家の赤石氏が近くにいらっしゃいました。実はお話したことがなく声をかけさせていただきました(私って図々しいのかしら)でも、名前を覚えていてくださったようで(どうしてかしら)よかったです。そして、ちょっとお話をしたところ、いたく同意したことが沢山ありました。
赤石氏は今日の批評を頼まれたらしく。後日読ませていただけるようで嬉しいです。

一番最後が、小森昭弘氏の「まつりうた」でした。
小森氏は「祭」と書かれたはっぴを着て舞台に上がり
客席にその背中を指差し、笑いを得て、指揮をされていました。
楽しく終わるコンサートでした。