第二夜に行きました。

いろんな人にお会いしました。

さて、個人的に素晴らしいと思った作品。

仲俣申喜男さんの「ゼフィール」-フルートのためのー
この素晴らしい緊張感の持続。本当は鹿児島のフルーティストの池田博幸さんが演奏されるはずでしたが、急病との事で、木ノ脇道元さん。
一週間で練習されたそうな。
仲俣さんに楽譜いただきました。ありがとうございました。

そして鈴木英明氏の「次元ー弦楽四重奏のための」
これはもう見事な音のセンス。本当に英明氏独自の音。音に作曲家の存在がある。
単一楽章でしたが、「あくまで純粋に音の意志の赴くままに従うよう心がけて作曲した」とプログラムに書いてあったように、実に自然な感情が出ていました。
素晴らしかった。

安田謙一郎氏の オルガンとチェロのための「マーブルクの古城にて」は作曲者がチェロを弾いたのですが、曲は賛否両論ありましょうが、部分部分で涙あふれる情感が伝わってくる作品でした。

最後の今井重幸氏の マリンバとパーカッションとサパテオの協奏曲的変容「シギリヤ・ヒターナ」ヒターナだからか、奏者は女性の吉原すみれさん。
フラメンコをやっていた私ですから、彼女がフラメンコシューズみたいなのを履いてる、って気がつきました。やっぱり、サパテァードが入ってきたのですが、うーん。タコンはもっと踵をあげて!とか、要らぬ見方を・・・・。

はあ、シギリーじゃ踊った事あるから。

とにかく様々な角度からいろいろでした。

終わってから林一夫さんにいろんな貴重なお話も、またしながらちょっとおつまみラブ

思えばわたしがこの世界?に入った頃、現音での特殊奏法やらいろいろ楽器のレクチャー(そもそもそういうのには3人くらいしか参加してなくて、奏者も2人くらいだったり)行ったりしてたよなあ。直接、演奏者に聞けるのでよかったけど(前線でやってる奏者にね)わたしの作曲にはまったく無意味だったなあ、今となっては。無意味どころか、使おうとしないし。
チューバのいろんな方法も、聞くには楽しかったけど。