大人からのピアノ教室ならぬ、ピアノ独学教室


先生についてピアノを習っている人はともかく、大人になってからピアノの独学をはじめて、「ハノン」というのが指の練習に良さそうだけれど、いまいち指の「つぶ」が揃わないんだよな。ちゃんと練習してるのになと思うことがあると思います。

そうですよね、ハノンは「いちにさん」という感じで進めていますので、確かに一生懸命やったら指の「つぶ」が揃う気がしますよね。しかし、昔ちょっとだけピアノをやっていた人も、「つぶ」をそろえるのは、なかなか思う通りに行かないこともあると思います。
それでも習ったことのある方は、やり方も知っているでしょうが、独学ではと思ってたどり着いた方に。

いいのです、ハノンでも。
リズムを変えるのです。

例えばこんな風に。
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それを一度弾いたら今度は、符点を逆に。

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万年筆で書いたため、変になっててごめんなさい。(むしろ課題です。さて書き方の間違いはどこにあるでしょう~)


アクセントはつけてもつけなくても。 わたしが習ったときは、つけさせられました。
それで、普通に弾いてみてください。あれあれ不思議。「つぶ」が揃ってきましたね。

私個人は小さいころ、3曲は必ずハノンはやって進めていました。
でも、大人だと、もう少し長い曲でも楽しみたいと思いますよね?
そのお勧めはクレメンティの「グラドス・アド・パルナッスム」です。

その、1番2番をやってみましょう。同じようにです。アクセントはつけなくても、リズムだけ変えてやってみましょう。こちらは、一度そのパターンで弾くだけで「つぶ」が揃うはず。

指が滑らないように、第一関節をきちんと立てて弾くのが大切です。
以前も、このブログで書いたと思いますが、手を鍵盤の上でグーにしてから、卵を手の中に入れているように、指の方を鍵盤に乗せていきます。
椅子の高さは、座って肘を曲げた時に、ピアノに直角が基本です。手首が鍵盤より下にならないように。平行になるように。
ピアノを始めた頃、脇が甘くなると力も入りにくくなるので(ピアノ初心者は力を入れすぎますが、最初からわきが甘いのは良くないです)だれかに、肘の曲げるあたりと身体を紐で巻き付けてもらいました。そうすると脇が開かないのです。泣きたくなる時もありましたが(笑)意外と変な癖がつきにくくなるので、初心者であればあるほど、これをやると進んでいって曲を弾くようになった時に、余計な力が抜けたり入ったりしないので良いはずです。
ご参考までに。

お一人なら、伸縮性のある紐、もしくは長いゴムでやるといいかもしれませんね♪

練習曲のほかに、曲も一緒に楽しむのも練習を楽しむうえでは大切ですが、基礎を1年でもきちんとやれば、曲だけで進めていくより、あとの伸びが早いはず。
大人だから、曲が弾ければいいわというひとは、それだけで終わり、他の曲を弾くときには、ある意味、また初めからということになります。

慣れてください、音階に。そうすると、耳が自然と音を、和音を、うんちく習わず聞き分けることが出来てくるはず。

頑張ってくださいね。