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兎と暮らす作曲家 鈴木朝子の手帖

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「一期一会」昔から好きな言葉です。

ウサギと暮らして20数年。ウサギとの人生になりました。

三代目、ミニレッキスのうさ吉が今の相棒です♪

2015年07月

ピアニストの松岡直子さんが今年もリサイタルを開催されます。

松岡さんは、今には珍しい颯爽としかし愛らしく大人なピアニストさんで大好きなのです。

9月21日(月曜・祝日敬老の日)
午後二時より東京文化会館小ホール
開場は13時半です。
 
全席自由
一般3000円 学生2000円(当日500円増)
ペア券 5000円(前売りのみで枚数に限りがあります)
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。

文化会館チケットサービス他。カンフェティ、ピティナにて発売中。 

曲は
クープラン/ゆりの花ひらく フランスのフォリア、またはドミノ
ベートーヴェン/ピアノソナタ第31番 変イ長調作品110
スクリャービン/ピアノソナタ第2番  幻想ソナタ 嬰ト短調Op.19
ラフマニノフ/コレッリの主題による変奏曲Op.42 


いつも思うのですが、知り合いのリサイタルなど、プログラムをお送りいただくと、自分で偽物リサイタルとして?(笑)家で弾いてしまうピアノ弾きは私だけでしょうか?
そんなことはないと思いますけれどね。皆さん弾いてしまうでしょう??? 

9月13日
佐賀市文化会館大ホールにて
ベートーヴェンのピアノコンチェルトが競演されます!
佐賀出身のピアニストが一堂に集まるとはすごいですね。
しかもチケットがお手頃です!

アルモニア管弦楽団、指揮 久原興民。

ピアノは第1番  永翁亜貴 第2番 織田麻祐子 第3番 北島千夏子 第4番 曽我彩子 第5番 古賀大路

北島千夏子ちゃんは海外などでも今年は大忙し!
どんな時もやさしい千夏子ちゃんは、音にもやっぱりあらわれて。

あたたかい空気に包まれることでしょう。


9月13日日曜 14時入場 14時半開演

入場料 大人2500円 小中高生1000円(全席自由)

チケット取り扱いは 佐賀市文化会館、佐賀市民会館、佐賀玉屋、中央楽器、アートミュージック、小川楽器佐賀支店、チケットぴあ。

アルモニア管弦楽団のHPはこちら


 

ルーテル市ヶ谷にて
8月8日、PIVO(piano&voice)の泉コンサートが開催されます。

もう6回目になるのですね。

ルーテル市ヶ谷ホールにて
14時開演(13時半入場)
大人3000円 当日券3300円
中学生以下 2000円
(未就学児のご入場はご遠慮くださいm(__)m)
チケット問い合わせ 080-9555-6972(スタジオコンチェルト山崎)

ピアノ 北島千夏子
ソプラノ 永安 淑美
朗読 後藤 契子



バッハ/イタリア協奏曲より
リスト/2つの伝説より・・・などなど。
美しい音色が響き渡ります。

是非足をお運びください。










ピアニストの本山君が、雑誌「月刊ショパン8月号」にて
「フォーカル・ジストニアを克服したピアニストが語る”左手の極め方”」 
「左手を”育てる”ための オススメ曲一覧」
というのに寄稿されています。

ピアノをされている方は、左手の練習のためにもとても参考になると思うので読んでみてくださいね。
私もいわゆる有名なものは、左手の曲を楽しんだりしています。


彼の組んでいる「絆」も14回目。
今年は8月29日東京文化会館小ホールにて

13時半入場14時開演。

全自由席 一般3,000円 学生2500円 

前田拓郎
シューマン/アラベスク ハ長調 作品18
シューマン/パピヨン 作品2

佐藤卓史

シューマン/森の情景 作品82

本山乃弘

シューマン/交響的練習曲 作品13

中谷政文 

ブラームス/シューマンの主題による変奏曲 作品9

川田健太郎

ブラームス/4つの小品 作品119
(都合により演奏曲が変わることがあります)


という、シューマン、ブラームス特集です!

お勧めいたします。 

さて、メールでのご質問がありましたので、
「ピアノの暗譜をどうやってしたらいいかわからない」というかたも、中にはいらっしゃるかもしれないと、良い機会なのでここに記そうと思います。

小さいころからピアノをやっていた人には関係のないことだと思いますし、同じように思われることと思いますが。


ピアノの暗譜の仕方。

ずばり、何百回も弾く!です(笑)

驚かれましたか? 以前、ピアニストさんともそういう話になった時に、どうやって暗譜していたっけ?と。
結局、特に10代までは「暗譜しなければいけない!」などと考えたことがありませんでした。

もちろん、先生には「来週は暗譜してくるように」といわれても、楽譜なしで弾いて「うろ覚え」な箇所何個かをチェックするくらい。
どうしてかな?そう、それまでに毎日毎日何時間か練習するわけで、そのときに「暗譜しよう」などとはつゆほども思っていず、とにかく練習ですよね?
いつのまにか、かなり弾きこなしています。ピアノに向かっていないときも、自分の引っかかるところは、ふと思い出したりしたりして。

一度だけ、舞台で頭が真っ白になったことがあります。
そのとき「あ~、この指が止まったらおしまいだ・・・」と。そのくらいピアノをやる人は弾きこんでいます。

過度の緊張という人もいますが、そういう人はおいておいて。

ただ大人になると、何百回弾かなくても、初見でかなり弾けますし、それを弾きこなすにも幼少~10代くらいのように時間はかかりませんので、そうなると「暗譜しなければ!」という場面が出てくることもあるでしょう。

そういう時はひたすら、弾いてみてつっかえるところをしっかり覚える。

そんな風ですよね。
参考になりましたか?

その他多数「なってません!」

といわれそうですが・・・。

音楽の専門家でない人が「暗譜をしているってすごい事」と思っている方が多いのと同じように「勢いのある激しい曲は静かな曲より難しい」と思っているのと同じくらいの誤解があります。

暗譜がピアノの目的ではないのです。

理由はともかく、晩年楽譜を見なければ弾けなかったリヒテルは、いかがでしたか?
「素晴らしい演奏」でしたよね。

タイトルからはずれますが、暗譜というのは大したことではないというこです。(ピアニストを目指す方は普通に出来てくるので大丈夫ですが)

そこに力を入れるならば、「そのスコアが何を表現していて、それをきちんと自分が表現できるか」に集中した方がよいですね。

過日、Poulencの曲のピアノ演奏をYouTubeで観ました。
プロの方のようですし、拍手もすごい。
しかし、客観的に拝見すれば、これが初演なら「プーランク、つまらない曲を書いたな」となりそうなものです。本当に演奏家によって曲は変わります。いかに、その曲をその曲らしく、また、作曲家の作品を伝えるか。皆様頑張ってください。
 
私のピアノの師匠は「お前がそこに感情を入れるのは、まだまだ早すぎる。(いや、もちろん小学生ですので、もっともです・・はい)すべては楽譜に書いてある。その通りに弾けばよい」と言ったものです。とても深い言葉でいまだに心に残っています。 

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