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兎と暮らす作曲家 鈴木朝子の手帖

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「一期一会」昔から好きな言葉です。

ウサギと暮らして20数年。ウサギとの人生になりました。

三代目、ミニレッキスのうさ吉が今の相棒です♪

2010年01月


サントリーホール、ブルーローズにて
19時から。
第37回楽譜制作作品演奏会です。
㈳日本作曲家協議会の会員ならば、会社でいうところの会議のような気持ちで聴くべきコンサートのひとつです。
(敬称略)
有馬礼子「天使のソナタ」は、とてもわかりやすい曲で語ってきたものですが、ヴァイオリンが残念でした。

小栗克裕 歌曲「報告」は、詩人、大橋春夫氏の委嘱作品とのことですが、ピアノ演奏がご本人でヴォイスが青戸知さんでしたが、二人の域がぴったりなのか、演奏のほうも切れがよく、饒舌に伝わってきました。

早川正昭 「無伴奏ヴィオラ・ソナタ」は、ヴィオラ奏者中山良夫氏から以来を受けて作曲ということです。単一楽章で弾く人によりかなり変わる曲であるだろうことを、私の知る何人かのヴィオラ奏者を思い出して聴いていました。

今回、聴くのが二回目というのが2曲ありましたが

くりもとようこ「鏡ノ中ノ曼珠沙華」北原白秋の詩「幻滅」の中の一節。
演奏が、甲斐史子、松本卓似、宮村和宏ということで、前に拝聴したときより切れのいい曲になるだろうと想像するのは簡単でしたが、それ以上によかったです。特にオーボエの宮村さんがすばらしい演奏をされました。

森山智宏「<毛>のモチイフによる或る展覧會のためのエスキス(詩:那珂太郎)」は、打楽器とテノールの曲ですが、これも二回目。今回はにんまりすることは私はなかったのですが、観客の中にお子さんがいてやはり笑いを誘っていました。よくわかるなあと。笑ってもいいのよねと。逆に真面目に聴いているほうに無理がある気がします。作者が、笑いをとろうとしているならば、どんぴしゃです。

柳谷清道「波、歯車、祈り」はピアノ連弾の曲。あくまで心象風景を音にしたものらしい。
私の座った席がよくなかったのか、よくわかりませんが、もっとピアノの強弱に抑揚があってもよかったなと。
個人的に思いました。

大政直人「クールジュエル」2001年のアメリカ映画「マリーアントワネットの首飾り」というルイ王朝にまつわる宝石の話に触発されて作曲されたとのこと。富や権力をほしがる人間の多いこと。しかし宝石はただただ冷たく光輝くということでcool(冷たい、涼しい)という意味で作られた曲。
ハーモニクスがその透明感を表しているような、また、ヴァイオリンとチェロがユニゾンで半音階であがっていくところは絶妙でした。それに、衣装が鮮やかでとても良かったです。

私は批評家ではないので、分析はここには書きませんことをいつものことながら、ご了承ください)




右は作曲家の野澤啓子さん、真ん中がくりもとようこさん。
先輩美女に恐縮です!(が、うれしいの、私)

2

そしていつもお洒落な大政直人さん

1

今回好演なされた青戸知さん。彼はサヴァリッシュやアシュケナージ、デュトワなどとの共演もこなしてきました。実は、野澤さんの生徒さんだったと、久しぶりのご対面のようでした。お二人とも素敵な笑顔です。とても上手な方だったのでご挨拶したいとは思いましたが、こんな縁があって簡単に!お人柄も気さくな方でありがたかったです


3

お客さんも、あたたかい拍手も沢山な一夜でした。

醍醐イサム 平澤重信 ミズテツオ
ー絵皿展ー


2月7日まで11時から19時、最終日は17時まで
ギャラリークラマーにて
開催されます。
三人が笠間まで絵付けに行ったというこの展覧会
面白そうです。
東京メトロ南北線・都営三田線
JR目黒駅西口より徒歩7分。

目黒区目黒1-22-10 1F

今年の㈳日本作曲家協議会の楽譜制作作品演奏会は
1夜だけとなりました。
29日金曜
19時開演
くりもとようこさんの「鏡ノ中ノ曼珠沙華」は
いつだか関西で私が「水の夢」(ピアノトリオ)のときに
ご一緒で、拝聴した緊張感あふれる曲。

オーボエ 宮村和宏 ヴァイオリン 甲斐史子 チェロ 松本卓似
という、力強い演奏者の下、聴くことが出来ます。

そのほかには有馬礼子さん、大政直人など。

チケットは全自由席で2,500円

クレセント

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2月7日(日)
13時半開場14時開演
三鷹市芸術文化センター(風のホール)
入場無料

クレセントフィルが指揮に高野哲夫さんを迎えて
チャイコフスキーの「白鳥の湖」作品20(オリジナル抜粋版)

N.チェレプニンの4本のホルンのための6つの小品を演奏します。

三鷹近辺の方、特にお勧めです。

こういう時代だからこそ、無料とはありがたいですが
音楽は値段のつけられないもの。
募金でもしながら、聴いてみましょう!

ああ、白鳥の湖を聴いているときに来たDM。
うれしいものです。

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